4月26日(月)北海道新聞社のインタビューにて
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 「小児救急法」の講座開講のいきさつを教えて頂けますか。
 長い間保育の仕事に関わっていますので以前から子どもの安全性に関心がありました。
 3年前に北海道新聞の保育に関する記事の中で「小児救急」の文字が目に留まり、ネットで小児救急法ついて詳しく調べてみると東京の玉川大学に公開講座があることを知りさっそく受講して小児メディック・ファースト・エイド(MFA)インストラクター資格の取得しました。
 この講座で子どもたちに万一の事故があった時に是非役立ててほしいという私の思いもありました。
 開講の為に小児メディック・ファースト・エイド(MFA)のインストラクター資格を取得されたとのことですがMFAとはどのようなものなのでしょう?
MFA(MEDIC FIRST AID®)は一般市民レベルの応急救護手当の訓練プログラムのことで、救急法の先進国アメリカで国際的コンセンサスを得ている医学ガイドラインに沿って独自に開発されたものです。
 日本ではEMP JAPAN という企業がMFAインストラクターの養成を行っています。
 現在のところ、道内では9名、そのうち釧路管内では私を含め2名がインストラクター資格を取得し活動しています。
 大人と小児では救急対処に違いはあるのですか?
 小児の場合、成人に比べて未発達の部分が多いため対処に若干の違いはありますね。
 例えば心臓マッサージにしても骨格の柔らかい赤ちゃんは指2本行う必要があります。
 また大人ではあまりない・思いもがけない事故が多いのも小児の特徴です。
 乳幼児の頭部は身体に占める割合が多く重心が高いので転びやすく「頭部に殴打」やおしゃぶり時の「のどづまり」も多いのですがそれに対応した小児救急法を経験しておくのは有効だと思います。
 講座での授業は具体的にはどのように進行されていくのでしょう?
 EMPが作成したVRTをまず閲覧します。
次にテキストで確認した上で専用マネキンを使用して実際に救急法を行います。
 各セクションをこのように繰り返し行うことで学習効果を高める内容になっています。
 講座はリラックスした明るい雰囲気の中で行っていこうと考えています。このこともいざという時、あわてず冷静に対処することに繋がってくるとおもいますので。